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蕾ふくらみかけた 春を待つ蕾 寒空の下 問い掛けて 足長よ 何時春は来るの と 此処に住むと 忘れる 遠い何処かで 知らない誰かが 同じ空の空気 吸っていること 世界はいつも 自分の廻りだけにある そう思い 少し 息苦しかった 今日 冬の匂いのする あの永遠の碧 瞑った漆黒の瞳の中に映って まるで浚うように けれど優しく そっと 密やかに 私を連れて行く時 始まりという種 現在という蕾 そして 未来という花びらに近づき 誕生と 維持と 破壊を司る 真に真に 名もない神に遭ったのです 私が今 感じているのは 風に震えた この柔らかな 蕾 それだけなのです by cecilia
by poet2006
| 2007-01-30 16:26
| 詩
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